こーゆー仕事をしていると、ありがたい事にいわゆるマニアックな人間との出会いは豊富である。ではマニアックの定義とは何ぞ??となるとその答えはこうだ。ボクからの1つの質問に対し1つ返してくれるのは常識人。3つ返してくれるのは詳しい人。そして愛に満ちたリアルマニアックな面々となると、ボクの目の動きからボクが言って欲しい内容を瞬時に洞察、その推測ラインに基づいた返事を5つ、ややハードルを上げたバージョン3つ、そして圧倒的な知識を駆使し自己愛にみちた理解不能な答えを2つ、計10個で返してくる。知識自慢的オタクの段階を越えた求道者には、その先に愛の布教活動が待っている。そんな最高位の輩達こそが「マニア」なのである。今回の「Amvai 1万円で買えるもの編」ではボクのマニアーズリストの中から、デジタルモバイルグッズに無茶苦茶詳しい、事務所を持たずにさすらいながらルポルタージュをまとめ上げる粋なA君にスポットを当て、ボク向きの実戦用野外物書きグッズを幾つか紹介してもらった。その中で即買いしたのがこちら『3E 折りたたみ式 Bluetooth Keyboard』デシタ。朝イチ約束の入稿を控えながら時計の針は午前1時をまわり軽い焦りと苛立ちからコンセントと WiFi が確保できる自宅から半径10km以内の深夜お宝スポットへと向かうボク。普段使いの12インチモニターの MacBook Pro は正直でかすぎるし燃費が悪い。画像処理がなければそこまで大きい必要はないんだよね。左右、背後の目も気になってしまうし。そーだ、持ってるじゃないか俺、ってことでとりだす初代 iPad。しっかしこの感触のないタイピングはどうしても好きになれない。これが理由で壁の花と化していた俺の初代 iPad。しかしA君のお陰で救世主登場。前出の『3E 折りたたみ式 Bluetooth Keyboard』が威力を発揮する訳だ。こんなに小さく畳めるのに広げればよくある Keyboard サイズ。充電は必要だが気になるほどではない。書いてる最中のボクの頭の中は国も時空も職業、性別までもがぐちゃぐちゃに絡んだラビリンス。更にここで自宅外と言う魅惑の要素が加わるとボクのインナートリップはとどまるところを知らない。あとは朝までイケるタフなバッテリーがあれば、ひと足伸ばして朝日の綺麗なあの防波堤で明るくなるまで書くのもいい。
REVIEW

手元で馴染んだオーダー品
「オーダーしたからこそ馴染んだ」と思えたもの、そんなモノが男にはある。AMVERが選んだオーダー品はどんなものなのか。
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着られない服
買ったけれど着ない服、いまとなっては着ない服、袖を通すことができない服……。1900年初頭にフランスで作られたリネンシャツ、Trout manのシャンブレーシャツ、貴重なポパイのTシャツなど、AMVARたちの「着られない服」。
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雨の日のスタイル
90年代のゴムバンド Swatch、織り糸に水を弾く機能を持たせたエピックナイロンのシリーズ、ウィリス&ガイガーのブッシュポプリン製サファリジャケット……AMVARたちの雨の日のスタイル
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春のセットアップ
80年代リバイバルのアルマーニのスーツ、春の曇天にはぴったりな“グレージュ”、そしてデニム。AMVERたちが手にした春のセットアップ。
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