美味しい猿田彦のコーヒーも持って行こう。もう止めたけど煙草があればオーティス・レディングの『 Chigarette & Coffee 』そのままだな・・・なんてね。外気のキレとフットスパの湯温のギャップこそが脱日常。まあ、これが自宅での精一杯ってところです。
『故郷は遠きにありて思うもの』なんていいますよね。リラックスへの想いにも同じ事が言えると思うんです。目の前に処理しなければならない仕事の山。これが終ったら湯河原の割烹温泉でザブーンだな・・・。なんて思いを馳せながらひとつひとつやっつけていく男。モチベーションのキープは『湯船にダイブ』これのみで・・。そして男は成し遂げるのです。全てのヤマをクリアして約束の地へ直行&予定通りあの山奥の秘湯へ。しかし、芯から頭の切り替えが出来ないボクは心を事務所に置きっぱなし。あんなに指折り数えたリラックス Day なのに・・・。逆にそわそわしたりして。そしてボクは気付くのです。リラックスしている夢の光景をめざしてもがいている時が一番充実してるんだなーっと。ちょっと残念な気もしますがデザインの仕事ってこれで完成!が無い世界。だからふんぎりの付かないボクにはベランダリゾートでちょうどいいんです、今んとこ。
「オーダーしたからこそ馴染んだ」と思えたもの、そんなモノが男にはある。AMVERが選んだオーダー品はどんなものなのか。
買ったけれど着ない服、いまとなっては着ない服、袖を通すことができない服……。1900年初頭にフランスで作られたリネンシャツ、Trout manのシャンブレーシャツ、貴重なポパイのTシャツなど、AMVARたちの「着られない服」。
90年代のゴムバンド Swatch、織り糸に水を弾く機能を持たせたエピックナイロンのシリーズ、ウィリス&ガイガーのブッシュポプリン製サファリジャケット……AMVARたちの雨の日のスタイル
80年代リバイバルのアルマーニのスーツ、春の曇天にはぴったりな“グレージュ”、そしてデニム。AMVERたちが手にした春のセットアップ。