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AMVAR が選ぶ、「今」ちょうどいい Amvai Item - 2016年10月スロウガン秋のオーダー会・今年のトピックス&モア。

今年の秋のシルバーウィークも、例年通り良い旅をさせていただきました。というのもスロウガン・スタジャンオーダー会が定着して、嬉しい事にこのタイミングを待っていて下さるお客様がいらっしゃるからです。全国をまわりながら一緒に悩んだり斬新な組み合わせを考えたりとボクにとっても実にとても楽しい1ヶ月間なのです。
そして今回訪問先のバーニーズニューヨークで、2つのサプライズに遭遇いたしました。1つ目は福岡店でボクの顔のグラフィック(天井まで4M!!)でオーダー会スペースを演出して下さった事。これはホントに嬉しかったです。オーダー会って実は現場のテンションがもの凄く重要で、まず御試着の瞬間のフィッティングに出会いを感じ、チョイスする材料にときめき・・・ここでもう1つ何かが欲しいんです。完成時のイメージがメラメラ沸き立つ比喩表現だったり、完成品とのコーディネイト提案が的確でハッピーなイマジネーションが止まらなくなる空気感だったり・・。先の2つと言葉にならない3つ目のテンションを揃える事がお買い物の楽しさだと思うんです。なので、今回の壁面グラフィックの様にまず福岡のスタッフさんがボクをビックリさせようと思って準備して下さったお気持ちは確実にボクに伝わり、お客様にもリレーされたと思います。本当にありがとうございました!もう1つのサプライズは横浜店で憧れのクレイジーケンバンド、横山 剣さんからオーダー頂けた事。生で「イ〜ネ!」を聞く事が出来ました。ありがとうございました!
また、よく常連の顧客様から、多くのバージョンを知る小林さんは自分用なら何をチョイスするんですか?とのご質問を度々頂きます。そこでもし予算制限なしの完全なフリープレイOKな条件ならこんな感じです・・・。
(1)表地: ココ・シャネル本人が携わった50年代後半製造のシャネルスーツで、表地に対してウラにシルクを手まつりしているクチュール仕様の超ビッグサイズをアメリカに探しに行きます。基本的に富は戦勝国に集まるので50年代はやはりアメリカなんです。で、マダムのサイズもビッグなアメリカなら、法外な価格ではないオリジナルが見つかる可能性大です。これに数年かけます。オリジナルのヴィンテージ・シャネルスーツから身頃のパーツを取り出す訳です。
(2)ボタン: あえてここはシャネルの天敵・スキャパレリの陶器ボタンのオリジナルをパリで手配いたします。ダリと作ったシュルレアリスムな逸品などボタン芸術の極みはこの40年代周辺製が妥当でしょう。
(3)裏地: ここは、見つかった表地スーツ地の状況しだいですが、やはりダリのアートワークの入った30〜40年代のオリジナルスカーフを手当したい所です。もちろん激シュールな柄行きの物を探します。パリのシュールなデカタンスを1着に練り込みます。おっと、1000文字を過ぎてしまいました。服飾変態に語らせるといくら文字数があっても足りませんね。スンマセン。。今年のオーダー会もそろそろここでお開きです。また来年、度肝を抜くテキスタイルをご用意してお待ちしております。