①細身一辺倒から80’S 、90’S 流れのビッグシルエットブームがロンドン、東京主導で始まり・・・
②20〜30代をターゲットとしたゾーン内ではワイドパンツは即受け入れられた。1タックどころか2タック3タックまでもが。
③イタリア勢は腰回りにボリュームを持たせる事に躊躇、なかなか渡り幅に余裕を持たすに至 らない。ポリウレタン3%入りのジャストなシルエットがシーンの中心に。
④ところが一部先鋭的なメゾンがベルトレスのグルカパンツを洗練させたり、いわゆるボンタンのようなテーパード・ハイウエストパンツを発表するとピッティーのオシャレセッター達が果敢に反応、そして急激にレトロクラシックなタックパンツがトレンドとして急浮上した。
⑤ここにきてモード勢はワイドシルエットに柔らかなドレープ感覚を求める様になり結果80年代末〜90年代初頭のアルマーニなイメージがこれまた急浮上。
⑥イタリア勢がウラ・トレンドとして英国調、アメリカントラッドを MIX する流れに対し、パリ、ロンドン、東京のモード勢はオールド・アルマーニのラグジュアリーワイドシルエットへと傾倒、国があべこべの面白い展開になってきました。とは言え、冷静に街中を見るとまだまだスリムストレートなパンツが大半でこれから先、モード勢、イタリア勢がどのようにタックパンツを一般化させるか?各ブランドの腕の見せ所である。普通のビジネススーツに於いてはパンツにタックなんてずーっと入ってた訳だし。シルエットを極端にしてしまうと人を選び過ぎてしまうし。健康マッスル勢は依然ジャスト好きだし・・・。いえいえ、今、大津波は沖の方からこちらに確実に向かっております。細マッチョなボディを最大限に生かしてプリーツパンツの大波を乗りこなして下さい。スロウガンも積極的にプリーツの大波を提案させていただいております!
「オーダーしたからこそ馴染んだ」と思えたもの、そんなモノが男にはある。AMVERが選んだオーダー品はどんなものなのか。
買ったけれど着ない服、いまとなっては着ない服、袖を通すことができない服……。1900年初頭にフランスで作られたリネンシャツ、Trout manのシャンブレーシャツ、貴重なポパイのTシャツなど、AMVARたちの「着られない服」。
90年代のゴムバンド Swatch、織り糸に水を弾く機能を持たせたエピックナイロンのシリーズ、ウィリス&ガイガーのブッシュポプリン製サファリジャケット……AMVARたちの雨の日のスタイル
80年代リバイバルのアルマーニのスーツ、春の曇天にはぴったりな“グレージュ”、そしてデニム。AMVERたちが手にした春のセットアップ。