こんな旅先で、今回のお題の酒呑みグラスは数年前に作りました。旅行中の雨の可能性も示唆して必ずマニアックなワークショップをアトラクションとして予約しておきます。手ひねり or ろくろでの陶芸は必ず参加、吹きガラスなんかもありました。伊豆高原は盛んなんですよね。なので普段使いの陶器は思い出の詰まった自作の逸品達なのです。写真のグラスは江戸切り子と同じ原理でまず図柄を決め、コップ曲面にトレース、そしてカッターでマスキング部分以外を切り抜く。あとはプロがサンドブラストで曇りガラスにしてくれます。そしてテープをはがすと出来上がりです。ま、いつもの事だが小林家3名、製作中は私語厳禁、個々があり得ない程の集中力を発揮します。インストラクターもひと通りの説明の後はほぼ放置プレーとなるんです。製作中の顔がヤバいんでしょうね。言葉を掛けづらいというか・・・。この水夫と人魚の切り子ガラスも図案的にはもっとシンプルでしたが、写しながら服のシワなどカスタムしまくりました。なかなか一発勝負のアドリブとしては良いのが出来たと思います。夏の思い出コレクションってな訳です。あっ、すいません。自分、実はお酒をまったく飲めませんので口にしません。湯上がりは高原牛乳一気飲みです。あしからず。
「オーダーしたからこそ馴染んだ」と思えたもの、そんなモノが男にはある。AMVERが選んだオーダー品はどんなものなのか。
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