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真冬の名作ニット毛玉ニット

衣類の中でもニットは大好きなアイテムのひとつ。ただ一方では、シャツやTシャツに比べ抜群に「かさばる」ので収納泣かせなアイテムでもある。スウェットとかジーンズとかネルシャツは大して持っていないけど、ニットに関しては多分100枚くらいあるので、収納に使っている無印のクリアケースは限界突破。もはや収まっていない。なんとなく衣装部屋の足元に畳んで積んでいたものは雪崩がおきて散乱、目も当てられない状態。かさばると言えば、お気に入りニットの中に「かさばらない」ものがある。Anatomicaで7~8年前に買ったソレは1Ply(一本撚り)のシェットランドウール糸でふんわりと丸胴に編んであり、通常のシェットランドセーターに比べて薄手で軽い。ジャケットのインナーに着てもかさばらない。僕は昔からジャケットのインナーに丸首ニット+シャツ&タイという組み合わせが大好きなので、ジャストサイズのジャケットのインナーに重ねられる「かさばらない」ニットも、もれなく大好きなのだ。ただし強撚系メリノウールのものはかさばらないけど、綺麗すぎて味もソッケもないから(持っているけど)あまり着ない。自然素材のニットは毛玉ができる、と嘆く人もいるが個人的には「それがいいんじゃないか」と思う。10年前に買ったAnderson'sのEverestなんて、もう毛玉だらけ。ますます愛着がわいてくる。毛玉付きのシェットランドセーター、リネンのジャケット、洗いざらしの白シャツにカシミアのタイ、ツイードのキャップ、コーデュロイパンツなんて組み合わせも好きだ。リネンのシワや畝の潰れたコーデュロイと同じく、毛玉付きのウールはちょっとファンタジックなコーディネートに実在感を与えてくれるのだ。