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イマジネーションを刺激するパンツLevi's 501 XX と Paris チュイルリー公園の類似性。

上のパリ1区の地図をご覧になって、何らかの「違和感」に気付かれた方、相当のパリ通です。その違和感の源がチュイルリー公園辺りからキテいる事に気付かれたあなた!小学校の頃、図書館で「明智小五郎からの挑戦状」シリーズを結構読み込みまれていたとお察しいたします。そして、そのチュイルリー公園部分がナント! LEVIS 501 XX を裁断する為に78センチ幅耳付きデニム上に型紙を置いた時の図、通称「型入れ図」にすり替えられている事に気付かれた、そんなあなたは90年代の深夜番組・うじきつよしの「クイズ・カルトQ」を毎週欠かさず視聴されていたはず。どうです?ちょっと照れますよね・・・。
さて、今回のお題はパンツです。なので Levis501 の縫製される前段階にスポットライトを当ててみることにしました。では今一度チュイルリー公園をご覧下さい。ちょうど rue de Rivoli とセーヌの河川敷 Quai des Tuileries にあたる両サイドがセルヴィッジ(生地の耳)となっております。パンツになった時ちょうど外脇線に耳がきますよね。実際に型紙を置くとこんな感じになるんです。また、プレシュリンクのXXデニムは縦方向で平均13〜15%は軽く縮みますので、ルーブルのピラミッドからコンコルド広場まで縮率込みで3メーターはある計算です。よく見ると前見頃ポケットのえぐれた所でコインポケットを置いてますね。ここならポケット口に耳を使えます。耳で取るのはファッションではありません。ロックミシンの手間が省け、裁断の手間も省けるから、ただそれだけの理由なんです。501って耳部分を捨てる所なく使い切ってますよね。自分もデザイナーの駆け出しの頃、生地の耳を色んな所に使ってみたりしましたが、この完璧に全てのパーツが美しく埋め込まれた型入れ図を見てしまっていたら、いたずらに用尺を使うだけの耳利用デザインなんて初歩だな、なんて思います。アメリカ人は生地を幅イッパイまで有効に使いながら縫い易いカーブを気にしながら最小のゴミしか出ないパーツデザインまで考え込まれてようやくこの型入れ図に至ってるんです。これぞアメリカン無駄無しスピリットですよね。まぁ、その後のフレアだのバギーだのといったデザイン主体のパンツの時代になり、78センチ幅デニム自体が非効率なので148センチ幅となり・・・、そして現在に至っております。
でもほらね、ゴミが少なかったり、園内の小道のカーブが美しかったりってなんだか似てますよね、XXとチュイルリー公園の設計って・・・。

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