そう、この業界はそもそも見た目で判断されるものなのだが、モードの世界はそれが顕著。とくに女性PRともなると、こっちがいくら総手縫いのビスポークスーツを着ていようが知ったこっちゃない。単なるスーツを着たジャパニーズ坊主なのである。しかも僕は以前、神保町の人気ラーメン屋「覆麺」のオヤジに「あんた僕のこと知ってるでしょ。お客さんラーメン好きそうな顔してっからね〜」と感心されたほどの粗野フェイス。残念ながら、帽子をかぶっていなければファッション業界人とは見なされないのである!
というわけで自宅には50を超える帽子コレクションをそろえているのだが、なかでもとっておきが、こちら。トップにラムスエード、裏側にカシミアを使った、世にも珍しい「エルメス」のキャップである。こいつに「ソラクザーデ」で買ったヴィンテージの丸メガネをかければ、誰がどう見ても脱・ラーメン屋。洗練されているかどうかは別として、得体の知れない〝業界人的〟に見えることは間違いないだろう。あとはレストランだろうが取材だろうが脱がないという、鉄のメンタルさえあれば完璧だ。
人目に触れない家の中でこそ、密かに楽しんでいるアイテム。AMVARたちが自分だけの楽しみとしているアイテムは、どんなものなのでしょうか。
家で時間があるときに、手入れしておきたいアイテム。AMVARたちは、どんなものを手入れして過ごしているのでしょうか。
家時間が長くなるなか、家の片付けや衣替えをしたという方も多いと思います。AMVERの皆さんがそんな片付けのなかで見つけた懐かしいアイテムとは?
長くなった自宅で過ごす時間に潤いを与えてくれたり、リラックスできるアイテムは?AMVERたちの籠りスタイル。