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STORY

32年前にヨウジヤマモトさんに褒められた話。


今月の27、28、29日の3日間、代官山WHITEにてAUBERGE2020/21秋冬展の内覧会を行います!!の告知をかねて3日連続で動画をアップいたしました。こちらはちょっと番外編でボクが文化服装学院をギリギリで卒業した1988年辺りのDCブームなんかを辿りつつ今回作成した1着のシャツの誕生ストーリーへと繋げております。バブル真っ只中の80年代末っていい時代だったんですって。株をやっていた人はあーだこーだ言いながら結局は全ての株は上がっていたワケだし、インポーターの知り合いは、イタリア、フランス製なら何を持ち帰っても全部売れたそうです。ハズレの無い時代。全員勝者。そんな時代に作られたドキュメント映画はサブタイトル ムービーポエム。失敗しても他の勝ちで揉み消せる、極めて実験的な好き時代。
Manabu Kobayashi

Slowgun & Co President小林 学

1966年湘南・鵠沼生まれ。県立鎌倉高校卒業後、文化服装学院アパレルデザイン科入学。3年間ファッションの基礎を学ぶ。88年、卒業と同時にフランスへ遊学。パリとニースで古着と骨董、最新モードの試着に明け暮れる。今思えばこの91年までの3年間の体験がその後の人生を決定づけた。気の向くままに自分を知る人もほぼいない環境の中で趣味の世界に没頭できた事は大きかった。帰国後、南仏カルカッソンヌに本社のあるデニム、カジュアルウェアメーカーの企画として5年間活動。ヨーロッパでは日本製デニムの評価が高く、このジャンルであれば世界と互角に戦える事を痛感した。そこでデザイナーの職を辞して岡山の最新鋭の設備を持つデニム工場に就職。そこで3年間リアルな物作りを学ぶ。ここで古着全般の造詣に工場目線がプラスされた。岡山時代の後半は営業となって幾多のブランドのデニム企画生産に携わった。中でも97年ジルサンダーからの依頼でデニムを作り高い評価を得た。そして98年、満を持して自己のブランド「Slowgun & Co(スロウガン) / http://slowgun.jp 」をスタート。代官山の6畳4畳半のアパートから始まった。懐かしくて新しいを基本コンセプトに映画、音楽等のサブカルチャーとファッションをミックスした着心地の良いカジュアルウェアを提案し続け、現在は恵比寿に事務所を兼ね備えた直営店White*Slowgunがある。趣味は旅と食と買い物。