うちの会社(恵比寿)の近所にかつて「ハックネット」と言うセレクト本屋さんがあって、アフターランチに15分ほど立ち読みするのがいつものルーティーンでした。残念ながら時代の荒波には勝てずなくなってしまったオシャレな本屋さん、ホントに志が高かった分、残念です。その「ハックネット」で残念ついでにもう1つ、買い逃したことを悔いている洋書があるんです。題名不明、詳細不明なんですが、アメリカのハイスクールの通学用リュック(バックパック)をただ徒然なるままに物撮りした写真集なんです。例えば、日本の高校生達に無秩序に通学リュックを好きなものでカスタムしていいぞ!、、と言ったら彼、彼女らはどうするでしょうか?ギャルのニュアンスでしっぽをつけるとか、ゴスロリで呪いをかけるとか、ジャニーズづくしとか、集団アイドル全メンバーのバッチカスタムとか・・・そんな感じでしょうか?でもボクが買い逃したアメリカンキッズのカスタムは半端なかったっス。とにかくピュアなファン心理、計算無し、人の目線ー意識せず、ロック用語で言う初期衝動以外の何物でもないエネルギーの塊が淡々と撮られていて、ボクはそれらに対しポップアートの領域すら感じていたのです。ちょうど年の頃ですと、ガス・ヴァン・サントの映画『エレファント』なイメージのハイスクールってとこかな。マリリン・マンソンあり、NBAあり、ビヨンセありの何でもありでグチョグチョにやりまくっております。好きだから描く、好きだから貼る。これが大人になるとホントに出来なくなるんですよね。社会と自分との関係性において大人っぽくせざるを得ないので、個性をひた隠しにしながら、無難な持ち物で日常を切り抜けざるを得ないんです。逆に大人がアピールするとしたら、お金持ちだろーとかセンスが良いだろーとか、そのへんの些細な事の為にお高いカバンにひたすら投資してみたり。50歳のボクは思うのです。ピュアな心で好きなモノに囲まれて、ただ気分をアゲルことだけを考えたグッズのチョイスで生きて行けたらどんなに幸せかと。そして全てに於いて麻痺しかけているボクは、簡単に気分のアガるものなんか売ってないことにも気づいているんです。だから、ゼロから自分で作るか禁断の魔改造に突入するか?多分、世界の片隅にボクの同志達がそろそろデザイン・クーデターを起こすんじゃないかと固唾を飲んで見守ってるんです。僕自身として、個人使用目的・非販売宣言をした上で申します。いま業界人の間で禁断の魔改造・・・流行ってるらしいっスよ。
REVIEW
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