さて、全方位外交がよしとされるラグジュアリー雑誌業界でご飯を食べている現在の私ですが、それでも時々僕の「紙プロ」魂に火がつきます。そう、2016年の私が胸を張って大好きだったのは、「ジョルジオ アルマーニ」と「ライカ」。身銭を切りまくって、取材しまくって、書きまくって・・・肩入れしまくりました。AMVAR仲間である小林さんとの共鳴により、誌面でコラボレートができたことも、いい思い出ですね。
(※私利私欲だけのオモシロくないえこひいきはもちろんダメね)
というわけで、今年最もよかった買い物は、現在発売中の『メンズプレシャス2016年冬号』で、表紙に載せた「ジョルジオ アルマーニ」のコートです。ボイル加工を施したウール100%の生地や、125㎝というすねまで隠れる超ロング丈、きれいに丸まったラペルの形・・・。これを着て歩くと、東京の街の景色も、なんだかロマンティックに見えてきます。とにかく大好きだから、みなさんにも試してほしくて仕方ありません。一着どうですか?
さて、来年の私は何にハマって、何をえこひいきするのでしょうか・・・? 今から楽しみで仕方ありません。
「オーダーしたからこそ馴染んだ」と思えたもの、そんなモノが男にはある。AMVERが選んだオーダー品はどんなものなのか。
買ったけれど着ない服、いまとなっては着ない服、袖を通すことができない服……。1900年初頭にフランスで作られたリネンシャツ、Trout manのシャンブレーシャツ、貴重なポパイのTシャツなど、AMVARたちの「着られない服」。
90年代のゴムバンド Swatch、織り糸に水を弾く機能を持たせたエピックナイロンのシリーズ、ウィリス&ガイガーのブッシュポプリン製サファリジャケット……AMVARたちの雨の日のスタイル
80年代リバイバルのアルマーニのスーツ、春の曇天にはぴったりな“グレージュ”、そしてデニム。AMVERたちが手にした春のセットアップ。