そんな僕が心がけているのは、マメに坊主頭をキープすること。長さは4ミリがベスト。3ミリでは帽子が似合わなくなってくるし、6ミリでは長すぎる。そしてケアのペースは7〜10日に1回が絶対。2週間たつと毛先がパラパラしてくるし、微妙に寝癖がついてしまうのである! 坊主の寝癖ほど頑固なものはない。
本当なら床屋さんで刈ってもらうのが最も美しく仕上がるのだが、週に一度床屋に行くのは億劫だし、コスト的にも少々高くつく。ちなみに巷の1000円床屋はシャンプーをしてくれないから、うかつに行ってしまうと一日中不快な思いをすることは確実だ。なので私は市販のバリカンでマメにケアする派である。床屋に通う場合月に1万2000円程度の(1回3000円程度として)ランニングコストとなるのだが、市販のバリカンなら5000円〜高くても1万円少々。1ヶ月で元がとれてしまうのである。
もう20年くらいそんな風にして坊主頭をキープし続けているのだが、ひとつだけ不満があるとすると、市販のバリカンがきまって1年ももたず壊れてしまうことだ。突然止まったりプラスチックのアタッチメントが割れたりと、そのケースは様々。風呂場で使っていることあるのだろうが、ちょっともったいない。3万円でも5万円でも構わないから、長年使える「究極のバリカン」があれば、絶対に買うのだが。
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