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2021の自分的流行60ー55=5

いやはや、全くもって信じられない。いつの間に、いつの間にこんな歳になっていたのか?全く自覚がない。30歳ジャストでワープトンネルに入り、出てきてみたら今年55歳なのだ・・。

充実していたと言う事なのか?。ファッション業界の日々は常に半年先の準備を繰り返すので、今は常に過去。そのせいもあり、自分の人生を倍速早送りで俯瞰しているかの様だ。そんな幸運にも淀みなく流れてきたボクの人生の中にも竹にある様な正に節目と言う物が存在していたように思う。かつてその節目近辺に自分が到達した頃、物凄い事実を知らされた事があった。それは夢をみるにも年齢制限アリという事実だった。

ちょうど30代の後半に突如一眼レフにハマってしまい、揃えた機材で数百カットは撮りまくる日々。まぁ仕事半分、子供の成長記録半分ってとこだったかな。カメラの性能とAdobeソフトのお陰でまあまあマシな物が撮れるようになった頃、いわゆるコンテスト物に興味が沸いてしまった。自分の技量と感性がシロウトなりにもどのレベルに到達しているのかを知りたくなる時期が初期に来るのだ。別にプロになりたいなどというおこがましい事ではなく、ボクにも写真界という新たなフィールドが開けるのかな〜くらいの幼稚な興味だった。

しかし応募要項の一節で目が覚めた。『年齢制限35歳まで!』と言う上限の壁がそこにあったのだ。割としっかり賞金もついたり、その後の作家としてのサポートもある様なポジティブなコンテスト、いわゆる新人発掘系は百発百中35歳で終了。要は社会的に新人と呼ぶのは35歳までで、36歳からは強制的に仕上がった人、もしくは仕上がっていなければならない年齢と言うくくりが日本にはあるのだ。したがって当時40手前のボクに開く新世界への扉はそこに無かった。でもいい。趣味と割り切ればそれだけの事。リアルにショックだったのは一念発起するにも見えない年齢制限アリという事実を知った事のほうだった。

そして今、35のトラウマが再来しかけている。次なる竹の節目が見えてきているのだ。60だ。年金の問題で現役年齢を若干後ろ倒しにする機運はあれど、周りのアパレル第一世代の諸先輩方の背中をみていると60歳で強制ゴールが訪れている。ボクの場合は自営なのでゴールの年齢は自分で決められるのだが、社会がそれを許すかは別問題。60で何か空気が入れ替わるのだとしたら、あと5年、この5年の使い方をどうするか?必ず訪れる人生ゲームの最後のルーレットを回す日の寺銭の為にも、あれこれ挑戦しておく事がボクのマイブームって事で宜しくお願いいたしまーす。