今回お世話になっているレアなラテン欧州車専門SHOPのオーナーTさんはとてもジョンティーなムッシュー。その日、ひとしきりの機能説明の後、近くの山全体が団地みたいになったところでちょっと教習しようか??と提案を頂き、突然『運転教習・第四課程・路上』が始まったんです。
ボクにも35年自動車通勤させていただいたキャリアがありまして、これってまーまーの運転歴だと思うんです。パイロットなら通算飛行距離的なね・・・
ハイ、路上が始まったのが夜19時、この時期あたりは真っ暗でした。マニュアルは岡山のデニム工場でお世話になっていた時の納品用軽自動車以来だから27年ぶり。左ハンドルは人生初なのでした。
結論から申しますと、エンスト無しの1発合格、及第点をいただきましたが、旧車を扱う心得としてアクロバティックなこの2つのご忠告がオプションでついてくることに。
①半クラッチは極力使わない!
②信号待ちのアイドリング時はベアリングが減るからクラッチペダルから足を降ろす。
これって素人のエンスト防止運転法の真逆を行く難易度の高い作法なんですよねー。はい、肝に命じました。
電気自動車、自動運転の幕開け的なこのタイミングに何故この修行?と皆さん思われると思うんです。正直おバカさんであることは自覚しております。でもね、想定通りの感情がこみ上げてきたんですよね〜、夜の路上教習の時に。操作を間違えればエンストする、後ろの車に迷惑をかける、無理したら壊れるかもしれない、そんなことしたら横のムッシュに叱られる・・・
キタキタキタキタこの感じ!このアドレナリン!55歳にもなると、人から叱られる機会がグッと減った中でのこの緊張感!19歳初めて免許とって夜の湘南134号に親父に乗って貰って出撃したあの感覚!夢にまでみた矢沢永ちゃんの『雨のハイウェイ』をカセットで聴きながら、泣きながら走るんだと決めた19の夏。曲どころじゃなく、おまえの安全確認の足りなさで生きた心地がしなかったと親父。バクバクして夢の永ちゃんドライブが無音感覚だったあの夜。
ボクの2021自分的流行とは、慣れ、ダレ、便利過ぎる世の中で、完全に忘れかけている思春期の頃の無駄なテンションの呼び起こし作業、なのでした。
それは決して昔とった杵柄的趣味をもう一度!みたいな、いかにもな行為ではなく、ネトフリやファイアーTVで済ますのではなく、映画鑑賞は自転車で行って映画館で観る、アフターは喫茶店で一人自問自答する、
そーゆー事です。
2021年も、これまでにない状況が続いています。しかし、こんな時だからこそ、それぞれの楽しみを見つけていきたいところ。時代に左右されない、AMVARの自分的流行はこんな時代の指針になるかもしれません。
人目に触れない家の中でこそ、密かに楽しんでいるアイテム。AMVARたちが自分だけの楽しみとしているアイテムは、どんなものなのでしょうか。
家で時間があるときに、手入れしておきたいアイテム。AMVARたちは、どんなものを手入れして過ごしているのでしょうか。
家時間が長くなるなか、家の片付けや衣替えをしたという方も多いと思います。AMVERの皆さんがそんな片付けのなかで見つけた懐かしいアイテムとは?