タンスの奥から見つけたのは、存在すら忘れていた一本のワークパンツ。20年くらい前にファイヤー通りの裏、古着屋「TEX」(だったと思う…)で買った綿100%、Falconジップのディッキーズ。ヒップにリペア跡と〝SECURITY〟のステンシルあり。2000円くらいだったかな…。トップスはヨレヨレまで着古したSUNSPELLのTシャツを着て準備完了。傾斜した壁を天井近くまで塗るので思っていた以上にペンキが落ちてくる。メゲずに塗り続けること4日感。作業着は見事なまでにペンキまみれ。どのみち処分しようと思っていたから、これにてお役御免。Tシャツはサクッとゴミ袋に入れたのだが、ディッキーズ。よく見たら意外と悪くない顔をしている。今年買ったGUIDIのブーツに合わせたらカッコいいんじゃないか?なんて気になってきた。となると白ペンキも飛んでいた方がいいか?などと意図的なことを一瞬考えたが、それでは労働の結果ではないファッションコンシャスになってしまうので、頭から消去した。ワークウェアはありのままがいい。ということで、晴れて部屋着から外着に格上げとなったペンキまみれのディッキーズを穿いて、娘と散歩に出かけたら「そんなカッコして外を歩かないでよ」と言いたげな半笑いの顔で見られた。お父さん、壁にペンキは塗ったけど、君の顔に泥まで塗るつもりはなかったのだよ…。
人目に触れない家の中でこそ、密かに楽しんでいるアイテム。AMVARたちが自分だけの楽しみとしているアイテムは、どんなものなのでしょうか。
家で時間があるときに、手入れしておきたいアイテム。AMVARたちは、どんなものを手入れして過ごしているのでしょうか。
家時間が長くなるなか、家の片付けや衣替えをしたという方も多いと思います。AMVERの皆さんがそんな片付けのなかで見つけた懐かしいアイテムとは?
長くなった自宅で過ごす時間に潤いを与えてくれたり、リラックスできるアイテムは?AMVERたちの籠りスタイル。