で、これらチェック柄のジャケットのVゾーンやボトムス(ときにはソックス)にチェック、ストライプ、ドット、ペイズリー、ジャカード、などなどの多様な柄を、オン・パレードで盛り込むのが日常になっている。我ながら何故「無地+無地or無地+少量の柄モノ」で着ることができないのか自問自答したくなる。そもそもいつからなんだろうか?つまり、ポール・ウェラー的なドット(水玉)とブライアン・ジョーンズ的なクラブストライプとポール・マッカートニー的なフェアアイルニットとジョニー・ロットン的なタータンをウインザー公的なパターン・オン・パターンで組み合わせるようになったのは。
ちなみに柄と柄を合わせるとき、僕はあまり緻密に考えない。セオリーは理解しているつもりだけれど、それよりも「着ているか、着られているか」の方が大事で、鏡の前でかなり直感的に、かつ短時間で組み合わせている。1日の終わりになって「あ、そう言えばココの色とココの色が同じだったから組み合わせたのかもね」と、後でうっすらと気づく程度。もはや、合っているかどうかも、さして重要ではないと思えてくる。頭を悩ませてまでやるこっちゃない、というか。緻密にやると楽しそうに見えない、というか。そう、パターン・オン・パターンの良いところは、端から見て「楽しそうに見える」という点。柄と柄の組み合わせは、ストイックな男臭さの演出には決して繋がらないが、時代を越えてデューク・オブ・ウインザーから僕に伝染したのは「男だって着ることを楽しんで良いし、人に笑われるかどうかを気にしながら生きてたら人生終わっちまうよ」という感覚なのかもしれない。
2021年も、これまでにない状況が続いています。しかし、こんな時だからこそ、それぞれの楽しみを見つけていきたいところ。時代に左右されない、AMVARの自分的流行はこんな時代の指針になるかもしれません。
人目に触れない家の中でこそ、密かに楽しんでいるアイテム。AMVARたちが自分だけの楽しみとしているアイテムは、どんなものなのでしょうか。
家で時間があるときに、手入れしておきたいアイテム。AMVARたちは、どんなものを手入れして過ごしているのでしょうか。
家時間が長くなるなか、家の片付けや衣替えをしたという方も多いと思います。AMVERの皆さんがそんな片付けのなかで見つけた懐かしいアイテムとは?