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春のセットアップ僕とアルマーニ

●1990年(中学2年生)/芸能人や業界人がよく着ているスーツのブランドとして、その存在を知る。
●1994年(高校3年生)/この頃から都内の私立高校生の間でエンポリオ・アルマーニが流行。ロン毛+日焼け+エンポリオのVネックニット+ゴローズのネックレス+ワイドパンツというスタイルに密かに憧れるが、埼玉県の貧乏公立高校生には縁のない世界だった。
●1995年(大学一年生)/警備員のバイト先で知り合った先輩がジョルジオ・アルマーニ愛好家だった縁で、アルマーニと1920年代の芸術家スタイルの親和性を刷り込まれ、モッズからあっさりと転向。しかしアルマーニはエンポリオを含めまだ購入できず、CK カルバン・クラインやDKNY、ビリドゥーエでお茶を濁す(当時はインポートブランドは軒並みアルマーニのコピーだったのだ)。一時的に「ゲイナー」を愛読する。
●2003年/LEON編集部に参加。しかし当時はドルチェ&ガッバーナに代表されるワイルド系ファッションが全盛だったため、その魅力には長らく気づかなかった。
●2012年/1980年代にオマージュを捧げたウミット・ベナンの影響でジョルジオ・アルマーニの魅力を再認識。ここで初めてアルド・ファライの写真集を購入。しかし現代のアルマーニは当時全盛を迎えていたタイト傾向が強かったため、実際に着用するイメージは湧かなかった。
●2014年/先輩編集者が1990年代のアルマーニを着た姿をSNSに投稿し、笑いをとる。2014年においては、ビッグシルエットのスーツは「ネタ」でしかなかったのだ!
●2015年/アルマーニ童貞喪失。雑誌に掲載したラグランスリーブのジャケットとベスト、パンツを揃いで購入。
●2016年/リサイクルショップでジョルジオ・アルマーニの1985年もののジャケット(黒ラベル)を購入。肩パッドにどうしてもなじめず、リフォーム店でパッドを外してもらってから着用。マーガレット・ハウエルのリネンシャツと相性が抜群であることに気づく。
●2017年/肩パッド=アリという考え方に至る。ヤフオクやメルカリで古着のアルマーニを買い漁る。
●2019年/ジョルジオ・アルマーニがめでたく1980年代をまんま再現したコレクションを発表。撮影で使用したキュプラ100%スーツ(写真:40万円)の購入を計画中。ヤバくないですか?このローゴージとダブルの打ち合わせの低さ。
 
というわけで、1976年生まれである僕とアルマーニの歴史を綴ってみた。4月6日発売のメンズプレシャスでは、そのまんまズバリ「僕とアルマーニ」という特集名で、写真のスーツを掲載。ぜってえ見てくれよな!