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ファッションのある映画アル・パチーノ主演「セルピコ」に見る、ポパイ第一世代、1weekコーデ曼荼羅

ボクが展開している2つのブランド SLOWGUN と AUBERGE の軸足は、基本的にアメリカン・ニューシネマやヌーヴェルヴァーグに据えているので、60年代中盤から70年代後半までの映画作品の衣装を参考にする事は日常茶飯事なのです。そんな中で、あまりに都合よく、ネタの宝庫のような映画があります。表題の『セルピコ』、1973年アメリカ映画でございます。あえてストーリーには触れませんが、ニューヨークの真面目な警官が麻薬捜査官となり、潜入捜査の為に色々な労働者、ヒッピー等のコスプレをいたします。これが完璧に日本人の大好きなイメージ通りのアウトロー系アメカジルックを演じてくれるんですよねー。もし、某雑誌の1weekコーデをセルピコ君に頼んだら、完全にぶっちぎりのグランプリです。もう、ラストのウォッチキャップ+M65ジャケット+ヒゲ、そしてアルパチーノの泣きの瞳!!このコーデに至っては何人たりともマネできないし、人類は誰も勝つことができないアメカジ金字塔ルックだと思うわけデス。あと、印象的なアイテムとして、U.S.N のセーラーハットなんかも登場しております。真っ白くてステッチが鬼の様に入ったツバの傾斜がほぼ直角のアレです。これもロン毛とヒゲがマストでして、何の準備もなく被ると、交通事故で頭に包帯を巻いた人みたいになる、なかなか高めなハードルハットなんです。
話はちょっと変わりますが、かつてアルマーニが衣装を担当した、ファッションムービーの代名詞ともいわれる、1980年のリチャード・ギア主演『アメリカンジゴロ』があるんですが、ここに描かれている男臭さって日本人的には太刀打ちできない、何かキャラでは逃げられない圧倒的な欧米男子エレガンスがあるんです。そのリチャード・ギアの胸板には・・・。でもでも、我らがアル・パチーノは割と日本人的な体格だったりするので、顔以外ならあわよくば!なんて夢想してしまい、結果、ボクのファッション・レジェンドムービーは親しみを持ってセルピコに軍配が上がってしまうんですよねー。こんな感じで、今後メンズファッションの50年を予言するような映画って登場するのかなー?できればそんな現場に衣装で携わってみたいなー!!!なんてねー・・・